暑さの厳しい地域では、エアコンなしでは過ごしにくかったり部屋の中で熱中症にかかったりしてしまうリスクもあります。それでも女性や乳幼児のいる人にとって、エアコンはあまり使いたくない人も多いと思います。

そのような人たちをターゲットにした「エアコンを使わずに扇風機掛けで乗り切る方法！」ような生活の裏技のようなものも良く見かけますが、今回は「外壁の塗料で部屋の中を涼しくする方法！」についてです。

遮熱塗料というのは、熱の反射を利用することで塗装面の温度が高温になるのを防ぐことのできる塗料です。その効果のほどは、最高で何とマイナス２０℃！今までテレビ番組などでも取り上げられ、注目されています。

これによって家の中の温度が高温になってしまうのを防ぐことができ、今までよりも節電することができるので省エネに繋がりますね。冬の日照時間は夏に比べるととても短いので、遮熱塗料による冬の室温への影響は心配いらないでしょう。

今も記憶に新しい原発事故が日本で起きたという事もあり、省エネに対する関心は日本中に広がっていますね。とはいえ、猛暑日には35℃を超えることも珍しくない日本の夏にとって、エアコンなどの空調設備はなくてはならないものです。

そこで注目されているのが、外壁や屋根に塗装することで室内の温度を下げることが期待できる遮熱塗料です。この塗料を自分の家にも取り入れようという人に対して、補助金制度を設けている自治体も増えてきました。

東京などのヒートアイランド現象が起こりやすい都市部では、ソーラーシステムやエコキュートなどと並んで遮熱塗料も省エネルギー機器等導入費助成の対象として記載されています。住んでいる自治体にこういった補助金制度があるか確認してみてください

暑さから家を守る塗料として、遮熱塗料と断熱塗料というものがあります。どちらも熱から家守り室温が上昇するのを防ぐという点においては共通していますが、その仕組みや効果は全く違ったものになります。

高日射反射率塗料とも呼ばれる遮熱塗料は、塗膜や建物自体の温度が上がってしまわないように、近赤外線を高反射してくれる効果があります。一方、断熱塗料の方は塗料に含まれている材料が熱を伝えにくくする効果があることによって、建物に熱が伝わるのを防いでくれます。

部屋を涼しくする効果としては熱を反射してくれる遮熱塗料が向いていますが、冬とても寒くなる地域では暖房の効きを外に逃さないという効果もある断熱塗料の方が好ましいと言えますね。