人生において大きな買い物、あるいは代々受け継いだ大切な住まいの外壁。雨の日も雪の日もカンカン照りの夏の日も、どんな天候の変化にも耐えてきた外壁は自然と劣化するものです。
家の外壁というのは、見た目を美しく新築キブンにさせてくれるのは勿論ですが、建物自体を外の環境から守って老朽化を防ぐという大事な役割も担っています。塗装が古くなり剥がれてしまえば、家は裸で外気にさらされているも同然です。
家自体に防水などの加工はされていませんので、雨や風や寒さや暑さにさらされた壁は劣化が進みやすくなります。この劣化が進み手遅れになってしまうと、外壁を塗り直しただけでは改善が難しい状態になってしまうのです。
外壁は定期的な塗り替えをすることで、見た目を美しく保ち大切な家を守ることができます。そんな外壁も塗り替え時期になると様々な現象が現れてきます。
チョーキング
白亜化とも呼ばれる現象で、壁の表面が表層樹脂の劣化によってチョークの粉のような状態になっている状態です。手で触ってみることで自分でも確認することができますね。
ふくれや剥がれ
外壁の塗膜事態が古くなることで、接着が弱くなり膨れ上がったり剥がれてきたりするようになります。放置してしまうと雨水が中に侵入して、浸水や家の骨組みに悪影響を与える恐れが出てきます。
カビや藻
カビや藻によって外壁が汚れてしまっている家は、見た目も良くありませんよね。
これは壁が水分を含みやすくなっていることで発生します。
壁自体の寿命も縮めてしまうことになるので早めの塗り替えが必要です。
ひび割れ
モルタルの壁に現われやすいのが壁のひび割れです。
劣化や乾燥、凍結などが原因で発生し、放置すると隙間から雨水が中に侵入して、浸水や家の骨組みに悪影響を与える恐れがあります。
外壁は外気にさらされているので、目には見えていなくても年々劣化しています。塗り替え時期として1番理想的だと言えるのは5~7年くらいに1度の塗り替え!これか最も効率的で老朽化を防げる周期だと言われているのです。
10年毎の塗り替えが一般的に言われている塗り替えの目安ではありますが、10年というのはギリギリの塗り替え時期のライン。この10年を過ぎてしまうと、ひび割れが大きくなっていたり外壁だけでなく壁の骨組みにまで劣化が進んでいたりする可能性が高くなります。
外壁の塗り替えは悪化する前に行うのが効率的です。悪化がすすみ、内側まで修理しなければいけないことになったりすれば、予想外の出費を生むことにもなりかねません。理想は5~7年毎、10年は超えてしまわないように定期的な塗り替えがオススメです。また、外壁に塗り替えのサインが現れた場合には、早めの対処をすることで老朽化を防ぐことができますよ。